新開発の OPTIPLEX 3015 FIBER II レーザー切断機は、連続定格出力が 2 kW、3 kW、4 kW、および 6 kW のファイバーレーザー発振器を備えています。高いレーザー出力が切削ヘッドに直接伝達されます。そのため、このレーザー切断機は、薄板金属の超高速切断や厚みのある材料の低い送り速度での切断に最適です。軟鋼、ステンレス鋼、銅、真鍮、青銅、アルミニウムなどを使用する装置で、より安定した切削性能と高いスループットを発揮します。

OPTIPLEX 3015 FIBER II の特に注目すべき特長は、X 軸および Y 軸が 120 m/分、Z 軸が 60 m/分というきわめて速い移動速度です。このレーザー切断機は、X 軸および Y 軸が ±0.05/500 mm、Z 軸が ±0.01/100 mm という卓越した位置決め精度も備えています。その反復性も ±0.03 mm という新たな指標を生み出します。

OPTIPLEX 3015 FIBER II の開発において特に重視されたのは、持続可能性と操作性でした。この機械の稼働時の電力消費は、CO₂ 共振器を備えた同等の機械に比べ、約 35% 低減されます。レーザーガスはまったく不要になりました。

中心的な設計要素のひとつは、当社のはす歯 ラック & ピニオンシステム (Premium Linear System) であり、これによって高精度の位置決めが可能となります。このシステムは、ヤマザキマザックの開発エンジニアとの緊密な連携により、他のシステムコンポーネントに対して最適化されています。このソリューションの堅牢性と非常に高い精度が決め手となり、ヤマザキマザックは、OPTIPLEX 4020 II や OPTIPLEX NEXUS 3015 など、他のレーザー切断機にも当社の直動システムを導入しました。