スマート減速機cynapse®
スマートサービス

高い接続性でスマート工場の可能性を広げる: WITTENSTEIN alphaのcynapse®付き減速機は、装置や工場内の稼働データを独自に記録し、IIoTで通信します。cynapse®は既存の設置スペースに組み込まれ、IO-Linkインターフェースを介して接続されます。その結果、測定された稼働データや減速機固有の情報にアクセス可能となります。

当社のスマートサービスと組み合わせることで、装置とスマート工場内の透明性が高まります。WITTENSTEINのスマートサービスは、お客様の減速機とプロセスデータを分析し、装置とプロセスの品質を積極的に向上させます。

cynapse®でどのようにスマートサービスを実現しますか?

cynapse®付き減速機とIO-Linkインターフェースを、お客様のシステムに直接組み込むことができます。生成されたデータは、cynapseの内部メモリに保存するか、あるいはPLCやゲートウェイ、IPCなどの上位システムに統合するのかを決めることができます。

データを上位システムに統合することで、スマートサービスを利用するための基盤を構築することができます。 

これらのシステムは、Dockerなどの共通規格に依存するか、Bosch RexrothやAdamosorのctrlXのように、それぞれのシステムに統合されます。

装置や工場におけるデジタル化はどのように行うのでしょうか?当社のホワイトペーパーで詳細をご確認ください。

当社のスマートドライブシステムとスマートサービスにより、お客様の装置や工場をデジタル世界につなげることが可能になります。どのような減速機が使用可能か、また、IIoTへの統合がどのようなものなのか、ホワイトペーパーでご確認ください。

ホワイトペーパーをリクエスト

cynapse®とは?

cynapse®の特長

製品の識別

デジタル銘鈑から得られるデータにより、減速機が識別されます。

データロガー

データは減速機のライフサイクル全体を通して収集・保存されます:

温度、振動、取り付け位置、加速度

閾値の監視

事前に設定された閾値、あるいは個別の閾値に基づいて、センサ値を簡単に監視できます。

cynapse®統合オプション

cynapse®付き減速機の統合には、3つの方法があります:

内蔵メモリ

  • 内蔵メモリの使用
  • データ履歴の保存(最小値、最大値、ヒストグラムなど)
  • 8 MBのメモリ容量で40,000時間分のデータ保存に対応

PLCとの接続

  • cynapse®のデータと機能をPLCに統合(例: ライブ/プロセスデータおよびIO-Linkイベント)
  • cynapse®データを更なる解析に活用
  • センサメモリへのデータ保存は有効

IPC / ゲートウェイ / クラウド

  • cynapse®のデータと機能をクラウドや産業用PCなどの上位システムに統合(ライブ/プロセスデータおよびIO-Linkイベントなど)
  • WITTENSTEINスマートサービスの利用や更なる解析
  • センサメモリへのデータ保存は有効

スマートサービス

“Digitalization can be so easy” シリーズの他の動画はこちらからご覧いただけます。

スマートサービス一覧

cynapse® Monitor

cynapse® Monitor

  • “cynapse Monitor” サービスは、cynapseで収集されたデータを、制御端末で可視化するものです。
  • cynapseデータ用に別の可視化ソリューションを開発する必要がないため、多くの開発期間とコストが削減されます。
  • cynapseのプロセスデータに加え、ヒストグラムや履歴、および異常がデータ入力として使用されます。
  • 駆動軸の動作を把握することで、危険な運転状況を早期に発見することができます。

Data Gateway

Data Gateway

  • “Data Gateway” は、状態監視アプリケーションに必要なセンサデータを統合・処理するための中核となるサービスです。 
  • 複数のシステム(データベース、クラウドシステムなど)に同時に、かつ平行して統合できます。
  • cynapseデータの自動統合をサポートすることで、装置インフラへの統合作業が大幅に軽減されます。
  • 収集したセンサデータを構造化されたフォーマットで提供するサービスです。
  • また、OPC UAを介してData Gatewayに制御データを統合することが可能です。

cynapse® Teach-In

cynapse® Teach-In

  • “cynapse Teach-In” サービスは、個々の装置稼働状況に合わせてcynapseをパラメータ化します。閾値を手動で設定する必要はありません。
  • 稼働状況ごとに異常状態の検知と可視化が可能になります。
  • 統計的手法や個別の計算に基づいて、状況に応じた閾値を決定します。
  • 学習した閾値のセットを保存したり、必要なときに必要な分だけcynapseに転送するなど、柔軟な運用が可能です。

Anomaly-Check

Anomaly-Check

  • “Anomaly-Check” サービスでは、稼働状況や減速機の動作における異常を早期に検出し、コストのかかる機械ダウンタイムを予防することができます。
  • さまざまな機械学習の手法を用いることで、効果的な異常指標を算出します。
  • 装置のさまざまな場所に設置された複数のセンサを、同時に監視することができます。
  • 本サービスは、さまざまなアプリケーションに接続して使用することが可能です。

減速機からIIoTへ

このようにして生成されたデータは、IO-Linkインターフェースとフィールドバスインターフェースを持つIO-Linkマスタの標準的な接続を介してIIoTに通信されます。この情報は、装置の状態監視や予知保全のアプリケーションに利用することができます。 cynapse®付き減速機は、装置インフラだけでなく、すべての標準的なIIoTプラットフォームとの普遍的な接続性を提供します。

cynapse® PDFパンフレット